2012年02月01日

マッケンジー法とは・・・

マッケンジー法とは、正式には、
「The McKenzie Method of Mechanical Diagnosis and Therapy
(力学的診断と治療からなるマッケンジー法)」と言い、
1950年代に、ニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジー氏が開発し発展させてきた治療法です。

マッケンジー法は、主には腰痛や頚部痛、坐骨神経痛、各関節の痛み、しびれ、頭痛などが治療対象になり、
自分で行うエクササイズによって、
痛みやしびれ、関節の可動制限を改善してゆく治療法です。


マッケンジー法は、
マッサージや温熱療法、電気治療や牽引治療などの一時的に症状を和らげるという対症療法と違い、
痛みの根本解決を目指す治療法です。

マッケンジー法では、頚部痛や腰痛の原因の一つとして、
椎間板内の微小なズレと考えており、
一定の動作を繰り返すことで、このズレを整復することが、治療の基本と考えています。
頚部痛や腰痛などを、根本的な原因から治療していこうという姿勢です。



マッケンジー法の特徴として、一つめは、
マッケンジー法では、問診と理学検査をもとにした“評価”に充分な時間をかけます。
問診と理学検査で得られた情報を総合的に分析することによって、
痛みの原因をつき止め、
その結果に基づいて、患者お一人おひとりに合った「セルフエクササイズ」や「日常生活での留意点」を中心としたプログラムを組み立てて治療を行っていきます。


マッケンジー法の特徴、二つめとして、
マッケンジー法は患者主体の「セルフトリートメント(自己治療)」を、基本的な治療方針として取り入れています。
マッケンジー法では、「患者ご自身で治療する術」を身につけていただき、
これにより悪化する前に、再発を繰り返す前に、
患者ご自身で痛みをコントロールしていける状態を作り上げていきます。



マッケンジー法は決して万能薬ではありません。
マッケンジー法が有効な症例の場合、通常5回以内の診療で効果が現れてきます。
そのため患者への説明と同意なしに、治療をダラダラと引き伸ばすようなことは致しません。



マッケンジー法は、充分な 評価 を行うことで、的確な治療法を導き出し、
患者主体 の安全なエクササイズにより治療効果を得て、
セルフトリートメントにより 再発予防 も期待できる、
優れた治療法です。



※ 国際マッケンジー協会日本支部のホームページより
引用させていただきました。



国際マッケンジー協会日本支部
のホームページも ぜひご覧ください。 (PCのみ)
http://www.mdt-japan.org/index.html





同じカテゴリー(マッケンジー法)の記事
講習会
講習会(2012-06-28 01:31)

腰によい椅子
腰によい椅子(2011-11-22 23:04)


Posted by あまきマッサージ室 at 00:00 │マッケンジー法

削除
マッケンジー法とは・・・